ついにやって来た最終回。
謎解きは第9話で大体終わり、最終話はそれぞれの愛と正義の貫き方を描いたストーリーとなりました。
最終話はたくさんの愛が詰まっていました。
★日高の愛
望月をかばうため、兄の東をかばうため、単独犯として全ての罪を一人で背負うつもりの日高。彩子に入れ替わっていた時に、捜査資料を読んでいたため、見事なまでに完璧な供述をする。兄が一人で抱えてしまうことになった苦労への罪滅ぼしだけではなく、死んで行った兄を殺人者として名を残したくなかった弟としての愛ゆえの行動である。
日高は死刑を覚悟して罪を被ろうとしたところに、日高の優しさが見てとれる。この優しさは、優しさゆえに知人に騙されて破滅してしまった日高の実父と、実の子ども同様に育ててくれた継父から与えられたものであろう。日高の会社の社員や妹などから、日高の優しい人柄が語られていたが、最後に究極の優しさを見せた日高だった。
★日高の継父の愛
血の繋がりのない東の遺体を引き取る義理は全くないものの、愛する妻のもう一人の子供であり、一度は引き取って父になろうと決心していた子供であることから、鹿児島まで東の遺体を引き取りにやって来た日高の継父。東の遺体に寄り添っていた陸に対し、「父になるべきだったものです」と自己紹介をしたこの言葉から、無理にでも引き取らなかったことへの後悔と父としての愛が感じられた。
★陸の愛
師匠こと東への愛。 師匠の死に際に、「悪いことしたらきちんと罪を償わなければ」と師匠への愛ゆえに諭す陸。そして、陸の彩子への愛。「彩子ちゃんを助けるために生まれて来た」と言っていたが、日高のために一生懸命になっている彩子に、初めて彩子に嘘をつく陸。ここから複雑な陸の彩子への愛を感じられた。
事件にすべてケリがついたあと、彩子を抱きしめ、彩子が好きなナッツは駅の向こう側のスーパーで買うようにと言いながら、別れを告げる陸。このナッツは何を意味しているのか。部屋を散らかしたり、すぐに生活が乱れてしまう彩子に対して、面倒くさくてもきちんと生きるようにということを伝えたかったのではないだろうか。ここに陸の愛を感じてしまった。
★東朔也の愛
無理やり日高を事件に巻き込んでしまった東は、最後、彩子に自分だけを罪に問うように懇願。ここに弟、日高への愛が感じられた。
★河原の正義
今まで、彩子の敵と思われていた河原。しかし、本当は正義感溢れる刑事であった。彩子をかばうために日高が嘘をついていると見抜いた河原は、彩子に対して正義を貫くよう迫った。そして、日高に対しても、「兄である東の声を奪う正義はあるのか」と迫る。河原の正義は、犯罪を犯さざるをえなかった者への愛から来るものであろう。
★彩子の正義と愛
濡れ衣を着せられたことから警察官を目指した彩子。最後までブレることなく、自分の正義を貫くことで、きちんと正しい姿で日高の罪を問うことを望んだ彩子。男女の愛というより、苦楽を共にした同志の愛を感じずにはいられなかった彩子と日高だからこそ、彩子の声は日高に届き、頑なまでに主犯を主張し続けた日高の心を溶かしたのだろう。
★母の愛
日高と東の母。日高が出所後、彩子と再開した橋の上で、「彩子との入れ替わりは際限なく間違っていく兄弟をあるべき姿に戻して欲しいという母の願いによるものだったのではないか」と語っている通り、彩子と日高の入れ替わりは、天国にいる母の愛によるものだったと考えれば納得できる。そして、母の愛は、もう一度、日高と彩子に降り注ぐ・・・・
15分生まれた時間が違っただけで天国と地獄の人生を歩むことになった双子の運命、魂が入れ替わった彩子と日高の運命。どうしようもない、抗うことのできない運命であっても、愛と正義を貫けば、あるべき正しい道に戻ることができ、そこから新たな運命を切り開くことができる。これがこのドラマのテーマだったのではないだろうか。
★おまけ★
八巻真犯人説もありましたが、最後までゆとりの八巻でいてくれて良かった。ちょっとポンコツな愛すべき八巻が、このドラマを究極のエンターテイメントにしてくれたと思っています!八巻、お手柄だよ〜♡
来週から、八巻ロス決定だ!
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